深酒営業 風俗営業許可

無許可営業・無届営業にはご注意

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最近は、実態としてはナイトクラブなどの社交飲食店営業にもかかわらず、深夜酒類提供飲食店営業の届出のみで風俗営業の許可を取らず、時間外営業で摘発されることが多くなってきました。

他にも飲食店営業許可のみを受け、「スナック」の名称で何年間も営業を続けているお店も大変多くあります。

飲食店営業許可だけの営業では、接待行為(従業員が客に同席しお酌や談笑し、またカウンター越しであっても特定の客をもてはやすことなども含みます)ができません。

最近は時間外営業等の取り締まり等に警察も目を光らせており、継続的、重点的な摘発を続けております。あまりにも悪質であれば刑罰も待っています。2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、またはこれらの併科というかなり重い刑罰です。

風俗営業は主に夜の街や経済を活性化する重要な産業だと思っております。しかしまた誤解を受けやすい産業でもあります。

当事務所は、健全なる風俗環境を実現し、その誤解を解き、これまで以上に産業が発展していって欲しいと願っています。無許可営業(禁止区域営業、時間外営業)は地域住民にとってもあまり良い話ではありません。今はまだ摘発まで至らなくとも、地域住民には噂が回っていることも多く、何かの折に騒音などで近隣とトラブルを起こすと警察も厳重に処分せざるを得ず、一気に経営が崩れてしまうことがあります。

それは、馴染みにしてくれた客ばかりでなく、実は地域にとってもダメージであることが多いのです。

経営者の皆様には、現実と理想という悩ましい問題もおありかと思います。当事務所としても、現在の風営法が現状に合わなくなってきている部分もあると思っています。

何かと奥が深く、問題も根強い風営法ですが、今はこの法制度の中で、最大限に経営者様の希望が叶えられるよう努力してまいります。

 

深夜酒類提供飲食店の無届営業

念のため、深酒営業のことも説明しておきます。

深酒営業は風俗営業許可の要件である保護対象施設(図書館や学校まで50メートル以上離れていなければならないなど)の問題もありません。

「届出すればいい」というイメージや風俗営業と比べてわずかにルールが少ないことを誤解して「あまりうるさくない手続きなんだろう」と思われている方もいるかもしれませんが、そこはやはり風俗営業法に決められた手続きです。

緩いなんてことはないです。

では、本来は深夜酒類提供飲食店の届出をすべき営業形態のお店が届出をしないまま営業をしている場合にどういう不利益があるのでしょう。

それには二つあります。

行政的な面からみた不利益

まずは行政面からの不利益です。

営業停止と言えばピンとくるでしょう。

違反すればもうそれ以降営業ができなくなり店を閉めるしかないということです。

 

刑事的な面から見た不利益

もう一つは刑罰です。

深酒営業の無届営業は50万円以下の罰金と決められています。

前述のとおりいわゆるキャバクラや麻雀店など、風俗営業の許可を取って営業すべき店が許可を取らずに営業した場合は、これが200万円以下の罰金になりますのでそれよりはいいと思われる方もいるかもしれないですが、金額に関わらず罰金は前科となりますので、今後の再出発にも影響が及びます。

気をつけましょう。

 

行政処分のみの場合もあれば、さらに罰金を受けるケースもある

行政処分と刑事罰はそれぞれ独立しています。
よって、風俗営業も深酒営業も行政処分(営業停止)だけで済むこともあれば、行政処分と罰金の両方同時に受けることもあります。

なお、罰金のみを受けて営業停止は免れるというパターンはありません。

 

いきなり罰を受けるのか

実務上の運用では、いきなり営業停止ということはほとんどありません。
いきなり罰金ということもほぼないと思われます。

もちろん相当に悪質な場合は別ですが、通常ですとまずは警察が立ち入った上での「厳重注意」が行われ、一定期間経っても改善が見られない場合、再度警察が立ち入り「指導」となります。

お情けを受けられるのは原則としてここまでです。

そもそも、この法律を見ても「いきなり行政処分や罰金を科さないこと」というルールはなく、これら運用はいわば警察側の温情という見方もできます。

仮にここまで状況が進んでしまったとしたら、次なる段階、行政処分(最悪の場合、プラス罰金)はそんなに遠い話ではないということです。

仕事上、警察の方と雑談をすることもありますが、おおよその場合、警察は「あの店は無許可営業、この店は無届」というように店舗を特定して把握していることが多いです。

もし何か引き金になるようなことが起きればすぐに警察は立ち入りをしてくるかもしれません。

そういうことがないように、ご自身の店にどういう手続きが必要なのかをきちんと把握して、不意に営業停止などの憂き目に遭わないようにしましょう。

 







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