深夜における酒類提供飲食店営業届出の必要書類

深酒営業の届出における必要書類を東京都の場合でご説明します。(東京都でなくともさほど変わりません)
このページで使用している画像は記入例も兼ねていますので参考までにどうぞ。

(1)深夜における酒類提供飲食店営業営業開始届出書

 

最も大事な書類です。指定の書式があります。

注意点としては、住所を記載する際は「住民票の記載通り」ということがひとつ挙げられます。

例えば、普段自分の住所を「東京都小平市学園西町1-20-21」と表記していたとしても、おそらく住民票では「東京都小平市学園西町1丁目20番21号」と記載されているでしょう。

従って、届出書には「学園西町一丁目20番21号」という表記を用います。(丁目は漢数字にした方が無難です。)

あとは「齊藤」「斉藤」の違いなど、普段と違った気合いを入れて、公的な書類通りの文字で記載しましょう。

ちなみに、提出の段階では日付は入れません。
まだ受理されることが確実とは言えない段階で日付を入れると書き直しということもあり得ます。

警察の指示に従って、日付を入れてくださいと言われて初めて入れましょう。

 

(2)営業の方法

「営業の方法」という書類です。これも指定の書式があります。

上の記入例で記載した表現はある程度「決まり文句」ですのでそのまま流用して書いても良いでしょう。

また、見本には記載しておりませんが、「20歳未満の者への酒類の提供を防止する方法」の部分はおおよそ「未成年者への酒類提供はしない旨の掲示を行い、必要に応じて身分証明書などで年齢確認をする」など書いておけば充分です。

 

(3)営業所の平面図

飲食店営業許可と違い、詳細な図面が求められることが多く大変です。

当事務所に依頼された場合は、こちらで作成します。当事務所では、CADソフトを利用し、効率よく作業しています。

ちょっと見づらいでしょうが、こういうものです。

 

(4)求積図(営業所、客室、調理場)や照明・音響配置図

深酒営業においては、客室一部屋の面積が9.5平方メートル以上、などの規定が細かくあるため、ここも大事です。

当事務所に依頼された場合は、こちらで作成します。
※(3)の平面図と同時に作成します。

これも、見づらいと思いますが見本をあげておきます。これは各室求積図で、この他に営業所求積図や照明・音響配置図を作成して提出します。

 

(6)飲食店営業許可書

深酒営業届出に先だって、保健所に飲食店営業許可を取得することが前提なので、ここはそのまま保健所からもらった許可書を添付するのみです。

コピーでかまいません。

この保健所の許可書そのものを添付するべきかどうかについては、地域により扱いが変わることがあり、東京都の場合は保健所が発行した「申請受理書」を添付すれば届出は受け付けてくれることがあります
これは保健所に対して証明願をして半ば無理やり出してもらうものです。

飲食店営業許可は申請をしてから店舗の検査がありそこから数日かけて許可書が発行されますので、その発行を待ってから警察署へ届出することに比べ、多少オープンを早めることも可能です。

 

(7)店舗賃貸借契約書

実務上必要です。コピーでかまいません。
賃貸の場合はそこが事業用や飲食店としての用途なのかを確認するために出してもらうそうです。

※自己所有の物件で開始する場合はもちろん不要です。自己所有の物件の場合は、建物の登記簿謄本が必要になることがあります。

 

(8)住民票(本籍記載のもの)

こういう警察や役所が窓口となる手続きには必ずと言っていいほど必要となるものですね。
必ず、本籍が記載されたものを用意します。(一方、マイナンバーは載せないようにしてください。)

ちなみに、こういう書類は大抵の場合、取得後3ヶ月以内のものである必要があります。
大昔にとった住民票がたまたまあっても、新しく取り直しましょう。

 

(9)登記事項証明書・定款の写し(法人名義届出)

法人が申請者となる場合に必ずと言っていいほど必要になる「法人の証明セット」です。

登記事項証明書は俗に言う「会社の登記簿謄本」のことで、基本的には「履歴事項全部証明書」を提出します。
最寄りの法務局で取得しましょう。(会社がある地域を管轄する法務局でなくとも、昨今ではどこでも取れます。)

 

(10)メニュー表

メニューがわかるものをご用意ください。

もしギリギリまでメニューの内容に凝りたいであるとか、焼酎はどの銘柄にするかであるとかはこの時点では気にしなくとも良いです。

ある程度「こういう感じのメニューになります」というものを紙にしたためて提出しましょう。

 

(11)誓約書

深酒営業の届出ではなく「許可」が必要な風俗営業ではないこと、つまり接待はしませんということを誓約するものです。

警視庁のウェブサイトには出せとは書いてありませんが、提出を求められることがあります。(警視庁小平警察署など、不要な所轄もありますので、事前に確認するかそんなに手間のかかる書類ではないので一応用意しておくのが良いでしょう。)

当事務所にご依頼たいだいた場合、文面等はこちらで用意しますが、おおよそ下記の内容で記載しておけば問題ないでしょう。

私は、東京都○○市○○一丁目1番1号○○ビル4階において深夜酒類提供飲食店「Barこだたま」の営業をいたしたく、貴公安委員会に深夜における酒類提供飲食店営業営業開始届出書の提出をしております。
その営業開始にあたり、営業所において客を接待することが絶対にないことを誓約いたします。
以上の通り、誓約書を作成し、署名押印して提出いたします。

誓約書の宛名は東京都であれば「東京都公安委員会 殿」とするのが一般的です。

 

(12)使用承諾証と建物の登記簿謄本(例外)

これは最近必須ではないですが、中には提出を求められることがありますので念のため記載しておきます。

お店が賃貸物件に入っている場合は、その物件の所有者から「居酒屋やバー、スナック、パブなどに使っていいよ」という承諾書を取ることもあります。その場合は、その承諾者が本当に建物の所有者なのか確認するため、建物の登記簿謄本も併せて提出します。

但し、これは基本的には不要です。ごくまれに取得を求められることがあるので念頭にはおいておきましょう。

この書類は、届出する本人が本当にそのテナント物件を風営法上のお店(深酒営業店)として使う権利があるのかということについて証明するためのものです。

 

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