届出要件4:適切な営業内容であること

深夜における酒類提供飲食店の営業方法には一定のルールがあります。
届出の際、これらのルールが守れないと警察署窓口が断定した場合は届出は受理されません。

大きく分けて2つの点がありますので、順番に解説していきます。

 

18歳未満の者についての取り扱い

風営法では、この点について下記のように決めています。

18歳未満の者を22時から日の出までの間働かせてはならない

但し、調理場の皿洗いなど、一切顧客に接することがない従業員としてであれば理屈上は可能です。
(警察から「本当は接客するんじゃないの~?」と疑いをかけられてもおかしくないので、できれば一切働かせない方が良いですが。)

18歳未満の客を22時から日の出までの間店に立ち入らせてはならない

そういうわけで、届出する際にどういう方法で18歳未満の客をその時間排除するかということを記載する必要があります。

大抵は、店の入り口に「22時以降は18歳未満の方の入店をお断りします」との標識を掲げる、ということを記載することになります。

 

風俗営業1号その他「許可営業」の営業内容となってはいけない

風俗営業法の手続きには大きく「許可」と「届出」があり、深夜酒類提供飲食店の場合は「届出」の手続きです。

「許可」を受けて行う営業とは全くの別物なので、万が一、営業形態について「許可」が必要となる内容であれば、そちらの許可を取得する必要があります。

この場合、深酒営業の届出はできません。

 

許可が必要となる営業には大きく8つあり、その中でも深酒営業届出とかなり近い位置にあるのが「許可1号営業」と呼ばれる、いわゆるキャバクラ、ホストクラブなどです。

決定的な違いは、それら1号営業には、接待行為が許されていることに対して、深酒営業には一切の接待行為が許されていないことでしょう。

 

もし、届出の時点で「接待行為を行うつもりだ」と警察から認識された場合は届出は受理されません。
また、届出の際はクリアできたとしても、開業後、接待行為を行っていた深酒営業のお店は警察から摘発を受けることもあります。

この接待行為には気をつけなければなりません。

現実的には深酒営業の届出をしておいて日常的に接待行為を売りにしている店も多くあります。
一概にそれだけで違法と責めることも悩ましいところですし、むしろ街の憩い、息抜きの場として、誰にも迷惑はかけず、お客さんから愛されている店もたくさんあります。

それを知ってか知らずか、警察も万遍なく摘発しているわけではありません。

但し、違法か否かで言うと違法であると判断せざるを得ないので、リスクはあります。
これは、最終的には経営者の判断に委ねられるべきところではありますが、その理屈だけは把握しておいてください。

 

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